Windows XP/Vista 用ノートン パワーイレイサーのチュートリアル
ノートン パワーイレイサーは、ダウンロードして実行可能な無料ツールで、コンピュータから脅威を削除します。ノートン製品またはノートン以外のセキュリティ製品を使用している場合でも、このツールを実行して脅威をスキャンできます。通常モードでパソコンを起動できない場合は、セーフモードでこのツールを実行できます。ノートン パワーイレイサーは簡単にダウンロードでき、お使いのパソコンを迅速にスキャンして最も強硬なコンピュータウイルスを検出します。
このツールはインストールする必要がありません。
Windows 10、Windows 8、または Windows 7 を使用している場合は、Windows 10/8/7 用ノートン パワーイレイサーのチュートリアルをお読みください。
ノートン パワーイレイサーツールは Microsoft Windows オペレーティングシステムが動作するパソコンとのみ互換性があります。Mac OS、WinPE、Android、iOS が動作するコンピュータでは使用できません。
ノートン パワーイレイサーは、強硬な手段を使ってこのような脅威を検出します。正規のプログラムが駆除の対象となる危険性があります。ファイルを削除する前に、スキャン結果ページを慎重に検討してください。
ノートン パワーイレイサーをダウンロードしてスキャンを実行する
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ダウンロード ノートンパワーイレイサー
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ブラウザでCtrl + J キーを押して、[ダウンロード]ウィンドウを開き、NPE.exe ファイルをダブルクリックします。
[ユーザーアカウント制御]ウィンドウが表示されたら、[はい]または[続行]ボタンをクリックします。
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使用許諾契約を読み、[同意]をクリックします。
ノートン パワーイレイサーは新しいバージョンの有無を調べ、新しいバージョンがある場合はダウンロードを促すメッセージを表示します。
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ノートン パワーイレイサーのウィンドウで、[リスクのスキャン]アイコンをクリックします。
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デフォルトでは、ノートン パワーイレイサーはルートキットスキャンを実行するため、システムの再起動が必要です。コンピュータの再起動を求めるメッセージが表示されたら、[再起動]をクリックします。
ルートキットスキャンを含めたくない場合は、[設定]に移動し、[ルートキットスキャンを含める (コンピュータの再起動が必要)]オプションのチェックマークをはずします。
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スキャンが完了するまで待ちます。
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ノートン パワーイレイサーによるスキャンが完了すると、スキャン結果が表示されます。ノートン パワーイレイサーでリスクとみなされた項目については、状態が[不正]、推奨される処理が[削除]または[修復]と表示されます。さらに確認が必要な項目については、状態が[不明]と表示されます。
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状況に応じて、次のいずれかを行います。
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[リスクは見つかりませんでした]が表示された場合、ノートン パワーイレイサーはコンピュータでリスクを検出しなかったため、[OK]ボタンをクリックして終了します。
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[不正]と表示されたファイルがある場合、[処理]の[削除]チェックボックスに自動的にチェックマークが付きます。ファイルの削除をお勧めします。[処理]の[修復]チェックボックスにチェックマークが付いている場合、これらのファイルは再起動後に修復されます。
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[不明]と表示されたファイルがある場合、その横にある雲のアイコンをそれぞれクリックします。これにより対象ファイルがノートンのサーバーに送信され、標準的なシグネチャベースの検出エンジンを使用してスキャンされます。
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[修復を続行する前にシステム復元ポイントを作成する (推奨)]のチェックボックスにチェックマークが付いていることを確認します。
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[今すぐ解決]をクリックします。
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削除を完了するためにパソコンの再起動を求められたら、[今すぐ再起動]をクリックします。
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リスクの削除が正常に完了したら、[完了]をクリックします。
ノートン パワーイレイサーは、上級ユーザーやサポート担当者が拡張トラブルシューティングを行うためのスキャンオプションを提供します。ノートン パワーイレイサーでは、次の拡張スキャンオプションが利用可能です。
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評価スキャン:
ノートン パワーイレイサーを使用して、特定のファイルやフォルダをスキャンできます。ノートン パワーイレイサーは、評価スキャンでスキャンを高速化できます。現在、次の拡張子のファイルのみがスキャンの対象となっています。
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.exe
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.msi
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.dll
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.loc
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.scr
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.ocx
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.drv
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.sys
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システムスキャン:
現在実行中の Windows OS でノートン パワーイレイサーの標準スキャンを実行します。このスキャンには、ルートキットスキャンは含まれません。
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マルチブートスキャン:
マルチブート構成の Windows 環境で、特定の OS のスキャンを実行します。スキャンしたい Windows OS を選択できます。マルチブートスキャンオプションは、現在実行中の OS しか検出されない場合は利用できません。
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ノートン パワーイレイサーを起動します。
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使用許諾契約を読み、[同意]をクリックします。
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[詳細スキャン]アイコンをクリックします。
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使いたいスキャンオプションに応じて、スキャンアイコンをクリックします。
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評価スキャン
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システムスキャン
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マルチブートスキャン
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画面の指示に従って、スキャンを完了します。
ノートン パワーイレイサーでは、ネットワークプロキシ、ログ、マルチブートチェック、ルートキットスキャンについて設定するオプションがあります。
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ノートン パワーイレイサーを起動します。
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使用許諾契約を読み、[同意]をクリックします。
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画面右上にある[設定]をクリックします。
ネットワークプロキシの設定、ログの設定、マルチブートチェック、ルートキットスキャンについてのオプションが表示されます。
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お使いのネットワークのインターネット接続にプロキシ設定を使用している場合、[設定]をクリックしてネットワークプロキシの設定を行います。
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次のいずれかを行います。
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プロキシ設定が不明の場合、[自動的に設定を検出]を選択します。
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自動設定スクリプトがある場合、[自動設定スクリプトを使う]を選択し、[URL]フィールドにスクリプトの URL を入力します。
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プロキシサーバーの設定がわかっている場合、[HTTP 接続の場合にプロキシサーバーを使う]を選択し、サーバーのアドレスとポート番号を入力します。
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プロキシサーバーで認証が必要な場合、[ファイアウォールまたはプロキシサーバーへの接続には権限を確認する必要がある]を選択します。ユーザー名とパスワードを入力する。
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ネットワークプロキシ設定の更新が完了したら、[適用]ボタンをクリックし、[OK]ボタンをクリックします。
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コンピュータに複数のオペレーティングシステムがインストールされている場合、ノートン パワーイレイサーはほかのオペレーティングシステムのシステムファイルとレジストリファイルもスキャンできます。ほかのオペレーティングシステムもスキャンに含めるには、[マルチブートチェックを有効にする]を選択します。
コンピュータに複数のオペレーティングシステムをインストールしていない場合、マルチブートチェックのオプションはグレー表示になります。
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ログを設定する場合、次のいずれかを行います。
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ログファイルの場所を変更する場合、新しい場所を参照、選択します。
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ログ履歴を削除する場合、[ログ履歴を削除]をクリックします。
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デフォルトの設定に戻す場合、[デフォルトの設定を使用]をクリックします。
ログ履歴を削除すると、以前のノートン パワーイレイサーの修復セッションを元に戻せなくなります。
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デフォルトでは、ノートン パワーイレイサーにはルートキットスキャンも含まれています。ルートキットスキャンを含めたくない場合は、[ルートキットスキャンを含める (コンピュータの再起動が必要)]のチェックマークをはずします。
ルートキットスキャンは現在実行中のオペレーティングシステムでのみ実行され、システムの再起動が必要となります。ルートキットスキャンは、マルチブートチェックのオプションを有効にしても、ほかの非アクティブなオペレーティングシステムをスキャンしません。
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[適用]ボタンをクリックして、[OK]ボタンをクリックします。
システムスキャンの実行ごとに、ノートン パワーイレイサーは以下のような重要なシステム情報のログを作成します。
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コンピュータに存在するオペレーティングシステム
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インストールされているドライバ
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コンピュータで実行されているプロセスとサービス
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起動項目
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ブラウザのプラグイン
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リスクとして検出したファイルと適用した処理
ログは XML 形式です。XML ビューアを使用すると、快適に閲覧できます。
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ノートン パワーイレイサーを起動します。
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使用許諾契約を読み、[同意]をクリックします。
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[以前の修正を元に戻す]アイコンをクリックします。
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[以前の修復セッション]で、修復セッションを選択し、[表示]をクリックします。
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デフォルトの Web ブラウザでログファイルが開きます。
ノートン パワーイレイサーがコンピュータのファイルやレジストリファイルを誤って削除したと思われる場合、修復セッションを元に戻してファイルやレジストリキーを復元できます。
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ノートン パワーイレイサーを起動します。
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使用許諾契約を読み、[同意]をクリックします。
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[以前の修正を元に戻す]アイコンをクリックします。
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[以前の修復セッション]ウィンドウで、元に戻したい修復セッションを選択し、[次へ]をクリックします。
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[以前の修復セッション]ウィンドウで、復元したいファイルを選択し、[元に戻す]をクリックします。
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[今すぐ再起動]をクリックして、復元を完了します。
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コンピュータの再起動後、復元されたファイルが表示されます。[完了]ボタンをクリックします。
コンピュータの起動に必要な Windows ファイルが感染している場合があります。ノートン パワーイレイサーは、感染した Windows ファイルも検出、修復できます。しかし、Windows ファイルの修正や修復でコンピュータを起動できなくなることがあります。
ノートン パワーイレイサーを使用してコンピュータから脅威を削除した後、コンピュータを起動できなくなった場合には、修復セッションを元に戻す必要があります。ノートン パワーイレイサーは、別のオペレーティングシステムを使用してコンピュータを起動することで、修復セッションを元に戻すことができるクロス OS アンドゥ機能を備えています。
お使いのコンピュータがマルチブート構成で、複数のオペレーティングシステムがインストールされている場合、別のオペレーティングシステムを使用してコンピュータにログオンできます。その後、そこからノートン パワーイレイサーを開始してクロス OS アンドゥ機能を使用します。
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別のオペレーティングシステムを使用してコンピュータを起動します。
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ノートン パワーイレイサーが保存されている場所を参照し、NPE.exe ファイルをダブルクリックしてツールを起動します。
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使用許諾契約を読み、[同意]をクリックします。
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画面右上にある[設定]をクリックします。
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[マルチブートチェックを有効にする]を選択してから、[OK]ボタンをクリックします。
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[以前の修正を元に戻す]をクリックします。
ノートン パワーイレイサーは、コンピュータで現在実行中のオペレーティングシステムとほかの非ホストオペレーティングシステムのすべての修復セッションを調べ、表示します。
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一覧からオペレーティングシステムとユーザーの組み合わせを選択します。
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元に戻したい修復セッションを選択して、[次へ]をクリックします。
起動できなかった非ホストオペレーティングシステムの修復セッションエントリの横に、対象の OS が表示されます。
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選択した修復セッションで実行される修正内容を確認します。復元したいファイル選択してから、[元に戻す]をクリックします。
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ノートン パワーイレイサーでコンピュータの再起動を求めるメッセージが表示されたら、[今すぐ再起動]をクリックします。
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ノートン パワーイレイサーが復元されたファイルを表示します。[完了]ボタンをクリックします。
文書番号(ID): v69675421
オペレーティングシステム: Windows
最終更新日: 2021/02/26